ほくろ・イボのレーザー治療は日帰り手術で対応可能です。
ほくろやイボの治療は、日帰り手術でレーザー治療を用いて対応可能です。ほくろやイボは、粉瘤や脂肪腫など、様々な皮膚の異常を含むカテゴリーに分類されますが、これらは自然に消失することはほとんどありません。放置することで炎症が起こり、痛みを伴うことがあるため、悪化する前に対処することが重要です。また、見た目の問題だけでなく、稀にがんである可能性も考慮する必要があります。
もし気になるほくろやイボ、しこりがある場合は、医療機関での診察をお勧めします。治療方法は医師の診断により異なり、保険適用される場合もありますので、一度診察を受けることをおすすめします。このアプローチにより、適切な治療を受けることができ、健康リスクを未然に防ぐことが可能です。
一般的な皮膚の異常とその特徴
皮膚に現れる異常や腫瘍は多種多様で、以下のようなものが一般的です。
- 粉瘤(アテローム)
粉瘤は皮脂腺が詰まり、皮膚下に固まった皮脂が溜まることで形成される塊です。通常は無害ですが、感染すると痛みや腫れを伴うことがあります。 - 脂肪腫
体のどこにでもできる軟らかい塊で、主に脂肪組織から成ります。これも通常は無害ですが、大きくなると圧痛や違和感を引き起こすことがあります。 - 脂漏性角化症(老人性イボ)
年齢とともに現れることが多い、皮膚表面の小さな茶色いイボです。外見上の問題や、稀に痒みを伴うことがあります。 - 色素性母斑(ホクロ)
皮膚にメラニン色素が集まってできる小さな暗色の斑点で、ほとんどの場合は無害ですが、形や大きさの変化には注意が必要です。 - 稗粒腫
主に顔に見られる小さな白いブツブツで、閉塞した汗腺から形成されます。通常は治療を必要としないことが多いです。 - 軟性線維腫
首や脇の下など、皮膚が柔らかい部位によく現れる小さなイボです。これも通常は無害ですが、多数存在すると見た目の問題や衣服による刺激で不快感を感じることがあります。
治療方法
悪性腫瘍の可能性があるほくろやイボは以下の特徴を示す場合、保険診療での切除が必要です
- 左右非対称である場合
- 辺縁が不明瞭でぼんやりしている
- 色調が不均一でまだら模様がある
- 直径が6mmを超える
- 急激に大きくなったり、盛り上がっている
これらの特徴は悪性腫瘍との鑑別が必要なため、専門的な診断と治療が求められます。
炭酸ガスレーザーを使用した治療は、ほくろやイボ、盛り上がったシミや血管腫などに効果的です。この治療法では、患部の組織を浅く削り取ることで、目的の皮膚異常を除去します。
以下は炭酸ガスレーザーの主な特長。
- 高エネルギーを短時間でピンポイント照射することが可能で、治療時間が短く、周囲の皮膚組織への損傷を最小限に抑えることができます。
- レーザーの熱凝固作用により、照射した周辺の血管が瞬時に固まるため、メスを用いた手術と比較して出血が少ないです。
これらの治療は医師の診断に基づき、場合によっては保険適用の対象となることもあります。気になる症状がある場合は、適切な診断と治療を受けるために医療機関での受診をお勧めします。
ほくろ・イボの治療の流れ
治療を希望するほくろやイボがある場合、まずは医療機関を受診します。
医師による詳細な診察が行われ、ほくろやイボの性質を評価します。
- 良性の場合、通常の手術で10分から30分程度で完了します。
- 悪性腫瘍と診断された場合は、より慎重な手術が必要で、1時間程度かかることもあります。必要に応じて後日手術が行われます。
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)治療を行う場合、痛みを軽減するために該当部位に麻酔クリームを塗布します。
麻酔が効いた後、炭酸ガスレーザーを使用してほくろやイボを除去します。レーザーは病変部分のみを精密に削り取ることができるため、周囲の健康な皮膚を保護しながら治療を行うことが可能です。
これらのステップに従って、ほくろやイボの治療を進めます。治療前には、医師から治療方法、期待される結果、潜在的なリスクについての詳細な説明をいたします。
ほくろ・イボの料金(消費税込)
価格 | |
---|---|
初回診察料(自由診療) | 2,200円 |
再診察料(自由診療) | 1,100円 |
メニュー名 | 病態 | 範囲 | 価格 |
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CO2レーザー | 色素性母斑 (ほくろ) | 3mm以下 | 3,300円 |
3mm〜5mm | 5,500円 | ||
5mm以上 | 要相談 | ||
軟性線維腫 (首やワキにできる小さいイボ) | 5個まで | 5,500円 | |
6個以上 | 1つにつき550円 |